化粧箱をリデザインしました。WKのロゴマークをエンボス加工し浮き上がって見えるようにしました。ロゴの色に関して、赤、青、ゴールド、シルバーとどの色も良かったのですが、家が屋根屋で銅板を良く使っていたのを思いだし、結果銅色に決定!!
2009年05月30日
化粧箱
化粧箱をリデザインしました。WKのロゴマークをエンボス加工し浮き上がって見えるようにしました。ロゴの色に関して、赤、青、ゴールド、シルバーとどの色も良かったのですが、家が屋根屋で銅板を良く使っていたのを思いだし、結果銅色に決定!!
2009年04月20日
芯材
月形の芯材についてはこれまでにもお話して参りましたが、何度も説明したいと思います。恐らく、国内と海外メーカーでも本底用の革を月形として使用しているメーカーはうちか、ホワイツ(今はどうかわかりませんが)くらいではないでしょうか。
それに付け加え加工する段階で腰がありで繊維が密な革をひたすらハンマーで叩く事で革に木型の形状をしっかりと記憶させると同時に更に腰のある月形が完成されます。
何故ここまでやるのか?私のブーツは長く履く事を想定して作られているので、こういった工程に手間を惜しみません。履いて頂くと実感していただける事と思います。
こういった見えない部分でも、一メーカーとしてしっかりと皆様に説明する義務があると考えております。
2009年04月19日
これがホワイトクラウド
2009年01月18日
米国製フック
2008年10月11日
癖付け
2008年10月06日
月型・先芯加工
2008年09月19日
クリッキング
2008年08月29日
BRASS EYELETS & FOOKS
2008年08月24日
木型完成!!
2008年07月13日
ステン釘
画像はあるメーカーの中底ですが、釘が錆びて革を傷めているのが見てとれます。ホワイトクラウドでは、耐久性と強度のバランスを考慮し踏まず部からヒールにかけて木釘とステンレス性の釘を採用しようと考えております。
このステンレス釘は錆びに強いだけでなく振動に強く抜けにくい構造になっているため、ワーク系には持ってこいのパーツと思われます。以前、昔の製法通りヒールに木釘を採用していましたが、グラついて、どうもしっくりきませんでした。
通常歩行で踵にかかる衝撃は体重の1.2〜1.4 倍かかるためヒール部はそれに耐えうる構造でなければならない重要なパーツと言えましょう。そう考えると女性のハイヒールとかって凄-いと思いませんか?
2008年06月26日
月型
2008年06月08日
耐水テスト世界選手権
初日
5日目
タフなブーツは雨などにも耐えなければいけないという事で革の耐水テストをしてみました。
日本代表はヌメ革で有名なカナメさんのボルボ、イタリア代表バダラッシィ社のミネルバリスシオ、アメリカ代表はコードバンで有名なホーウィン社のクロムエクセル、Wesco「ウエスコ」とWhite's Boots「ホワイツ」の使用している革も飛び入り参加です。
一日目スタートッ!と同時にカナメさんの革が水に染み込んでいき、脱落。ヌメ革なので仕方がありませんね。しかしヌメ革特有の艶があり外せない革です。カナメさん推奨の革専用オイルを手に入れカスタマイズする予定。
次にイタリアのバダラッシイ社の革。この革はバイクで雨の日を何度も経験しましたが、雨が浸透する時間は比較的ゆっくりめでした。カナメさんの革より油分が多い感じで色が徐々に変化していく様が味がありなんとも言えません。
以外や以外White's Boots「ホワイツ」とWesco「ウエスコ」の使用するオイルレザーも一日目で脱落…。最後に残った革がホーウィン社のクロムエクセルでした。1週間近く水に浮いてます。手でムリヤリ底に沈めても浮いてきます。何という根性の持ち主(笑)。相当オイルぶちこまれてます。自分のブーツにも採用してますが、雨や雪の日も問題無し、履いて4年程たちますが、ミンクオイルをつけずにほとんどノーメンテ。
しかしながら革が多量のオイルを含み柔軟な分、製作段階で革の厚みを漉き加工する場合、伸びやすく型紙通りにいかない事や傷跡がつきやすいのがネックです。まぁどの革も長所短所はありますが、使用目的にあったチョイスをしていけばよろしいかと思います。
2008年05月10日
チャン
チャンと言えば


「チャン」とは靴加工で使用する物ですが、普段何気なく使っているものの(松脂の成分である事は分かっていましたが)あまり深く考えて作業しておりませんでした。
調べてみた結果、松脂を加熱分解し、揮発分を冷却して回収した後の「残滓(のこりかす)」との事ですが、この「チャン」を熱で溶かし油を混ぜ、硬さを調節して出来た物を縫い糸にすり込み強度をつけます。
厄介なのが混ぜる油の量です。糸に付けたチャンが縫い始めから終わりまで変わらず維持できるよう加工しなければなりません。季節(気温)によっても量を調節します。
海外の文献ではこのチャンと石蝋や蜜蝋を混ぜ固形にした物を使用しているみたいですので、糸加工の新たなレシピとして加え、試してみたいと思います。